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問題集を活用する4つのステップ

① 問題集を解いてみる

テストではどのような問題がでるのか,授業で習ったことはどのようにきかれるのかを知るためのステップです。

(問題をただ解けばいいのではない)

答えを求めることにだけ集中せずに,問題の種類や問題の言い回しを意識して問題を解きましょう。

② 丸つけをしてみる

わかっていることとわかっていないことを知るためのステップです。

(間違いの種類を理解する)

間違いにも種類があります。計算ミスや問題の読み間違いなどのケアレスミス(ケアレスミスのなくしかた参照),少し言葉が違っていたり,どちらか悩んだ結果,間違ったりなどのおしい間違い,完全にわからなかった間違いなどです。ただ間違いに×を付けるのではなく,(ミス),(おしい),(だめ)などの間違い方に合わせた記号を付けると,次の間違った問題を理解する,記憶するステップで何をしたらいいのかがわかりやすくなります。

(間違いが悪いものだと考えない)

間違った部分が多いと「自分はダメだ」「こんなにおぼえられない」「あきらめよう」などとマイナスの感情が出てしまいます。このマイナスの感情は学習の妨げになっても,いい効果はありません。そこで,間違いがあった時は「この×を3個○にしたら1点上がる!30個○にしたら10番上がる!」と言ってみましょう。できる問題を100問解いても点数は上がりません,できない問題を10問できるようにしたら最低3点は上がります。

間違いがあれば逆にラッキー,点数上昇のチャンスと考えましょう。を信用して何回も質問を繰り返しましょう。

③ 間違った問題を理解する,記憶する

間違ったところを先生に質問し理解・記憶するステップです。

問題集を活用するために最も重要なステップとなります。

(間違いの種類にあった対策をする)

ケアレスミス → 間違い方にあわせた対策をしていきます。

(ケアレスミスのなくしかた参照)

おしい間違い → なぜ間違ったのかを考え,表や一覧にポイントをまとめます。同時にあやふやな部分をおぼえることで問題集の問題だけでなくよく似た問題にも対応できるようにします。

完全な間違い → 先生にもう一度全体の説明をしてもらい,何がポイントで何をおぼえるのかを理解します。また,参考書や教科書を読みなおして先生の説明を再確認します。この間違いが自分の苦手部分です。1つでも苦手部分をなくせるように何度でも先生に質問をしましょう。

(先生へ質問をする)

先生に質問するのが苦手な生徒さんが多いです。授業中に手を上げて「わかりません」と言うのはとても勇気がいる行動です。また,問題演習中や授業前後などでも先生のところに行くのは「めんどくさい」「先生が忙しそう」と先生がいくら「いつでも質問に来てね」と言っても難しいものです。そのため聡明塾では先生が1人ひとり声をかけてわからない所がないか確認したり,席に先生から行って質問がないか聞いたりするようにしています。先生に声をかけられたとき質問ができるように問題にチェックをしましょう。

自分で教科書や参考書を調べたり,悩んだりする時間は無駄です。先生は生徒さんたちが時間を有効に使えるようにするためにいます。少しでもわからなかったらチェックを入れて次の問題に進みましょう。

(丸暗記はしない)

解答をただ丸暗記している生徒さんが多いです。時間がない時には必要な場合もありますが,時間がある時は1つ上の学習をしましょう。1つ上の学習とは,言葉の問題では問題とは逆にその言葉を説明できるようにする,説明の問題ではなぜそうなのか理由を考える,記号問題では解答以外の選択肢がある理由を考える,計算問題では計算の順序を説明できるようになるなどです。このような学習は答えを知っているから,解答や問題を理解しているという完全な学習への変化です。何冊も問題集を解くよりも1冊の問題集を深く理解する「量より質の学習」「やったからわかったの学習」を目指しましょう。

④ 間違ったところを解き直してみる

問題集を完全に理解,記憶しているかを確認するステップです。

(問題を解く順番を変えてみる)

解答を順番でおぼえてしまっているかも知れません。解答を順番でおぼえても,実際のテストでは間に違う問題が入っていたり,少し聞き方を変えていたり全く同じ問題が出るわけではありません。順番でおぼえていないことを確認するために,問題を逆に最後から解いてみたり,1つ飛ばしで解いてみたりしましょう。

(間違った問題を再度質問する)

2回目でも間違った問題は本当にわかっていない問題です。このような問題は多くの場合,みんながわからない問題,差が出る問題なのです。前に質問したから質問しにくいという生徒さんも多いです。しかし,先生は「前に教えたのにわからないの?」などとは決して言いません。先生を信用して何回も質問を繰り返しましょう。

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